2006年02月02日23時26分掲載
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南オーストラリア州に国内最大の風力発電所建設へ
【アデレード2日=木村哲郎】南オーストラリア州の日刊紙アドバタイザーは1日、州都アデレードの北220キロにあるハレットに、オーストラリア最大の風力発電所が建設されることが決定したと報じた。
新風力発電所の建設計画は、ハレットに火力発電所を所有しているオーストラリアン・ガス・ライト(AGL)が発表。着工は今年9月で、2007年12月までには完成の予定。総工費2億3600万豪ドル(約202億9600万円)をかけて、現存する火力発電所に隣接する土地に45機の風車を建設する。
風力発電による出力は9万5千キロワットになり、5万3千世帯に電力を供給することが可能になる。AGLはサウスオーストラリア州で現在、国内最大の出力(9万1千キロワット)を持つワトルポイント風力発電所など2風力発電所を稼動させており、ハレット風力発電所が予定通り完成すれば、連邦政府による「再生可能エネルギー証明書」(REC)の同社担当分のうち、約24%を賄うことができるという。
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