2006年03月15日19時13分掲載　無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200603151913423

トルコ人の７５％が「米国は世界平和への最大の脅威」と認識

【１５日東京＝齊藤力二朗】イスラム諸国では体制側と民衆との意識が相当かい離していると指摘されることが多いが、アラブ以外では唯一イスラエルを承認し、国内に恒久的な米軍基地があるほどの親米で、ＥＵ入りを目指しているトルコで、世界平和への最大の脅威は米国やイスラエルと考えている人たちが約７５％に上ることが世論調査で分かった。１４日付のイスラム・メモが、トルコ紙のイェニ・シャファクから引用して伝えた。　
　
　イェニ・シャファク紙が実施し発表した世論調査によれば、「世界の平和に対して最大の脅威は米国である」と答えた人が最も多く７４．２％で、イスラエルと見る人が２位で７．９％、英国は３位で１．１％であることが分かった。　
　
　さらに５９．５％がトルコは（イスラム過激派と言われているパレスチナの）ハマスによる政府を承認すべきと答えた。しかし１７．１％が承認に反対した。　
　
　またイスラムの預言者ムハンマドを中傷した漫画への抗議の方法として暴力の使用の是非を問われて、７１．１％のトルコ人が反対し、２４．４％が支持した。　
　
　一方今日選挙が行われたとしたら、４２．７％の有権者が与党の公正発展党に投票し、共和人民党に投票するのは１７．２％、民族主義行動党は１０．６％、正道党は８．９％だった。　

Copyright (C) Berita unless otherwise noted.

日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。

印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。