2006年03月16日13時30分掲載
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新人ロスバーグに高まる期待 マレーシアでF1第2戦
【クアラルンプール16日=和田等】フォーミュラ1(F1)グランプリ・レースの今期第2戦が19日にマレーシアのセパン・サーキットで開催される。マレーシアでのF1グランプリ開催は今回が8回目。
開幕を前に行われた15日の記者会見で、BMWウィリアムズF1チームの新人ドライバー、ニコ・ロスバーグ(20)が、第1戦のバーレーン戦(12日)での7位という成績を上回れるよう、積極的な攻勢をかけていきたいとの抱負を表明した。
ウィリアムズ・チームはラルフ・シューマッハーをドライバーに迎えた2002年、マレーシアのセパン・サーキットで行われたレースで優勝、最終戦の鈴鹿サーキットでのレースでもトップを維持し、最終的に同年のグランプリを獲得した実績を持つチーム。
しかし、ドイツ人の新人ロスバーグにとってセパン・サーキットは初体験。同チームの同僚でオーストラリア人ドライバーのマーク・ウェッバー(20)もバーレーン戦では、6位にとどまった。
その一方で、ロスバーグとウェッバーはバーレーン戦のレース中に最高のラップを残すという好成績も残している。2人は最高ラップを残した最年少のレーサーとなった。特にロスバーグはデビュー戦で最高ラップを残したF1史上4人目のレーサーとなった。デビュー戦で最高のラップを残したのはカナダ人レーサーのジャック・ビレヌーブで、10年前にさかのぼる1996年のことである。
こうした記録を作りながらデビュー戦に登場したロスバーグだけに、記者会見の後にロスバーグにサインを求めるマレーシア人、外国人が列を作った。そうしたファンの期待を背景に、ロスバーグの走りに注目が集まっている。
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