2006年04月11日12時54分掲載
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沖縄/日米安保
「『いつか来た道』たどるな」「稲嶺知事は包囲網に抵抗できるか」 沖縄2紙が社説で警鐘
米軍普天間飛行場の移設問題で、政府が名護市のキャンプ・シュワブ沿岸部に滑走路をV字形に二本造るという「奇策」を打ち出したことについて、沖縄タイムスは11日の社説で、米政府との「最終合意」に臨む「切り札」だと論評した。同時に「米軍辺野古飛行場」の完成が、ブッシュ政権がテロ抑止の攻勢ラインと唱える「不安定な弧」の防衛拠点となる可能性に言及し、日米一体化戦略を加速するだけでなく、憲法改定に突き進むことになると警鐘を鳴らしている。琉球新報は、新沿岸案拒否を姿勢を貫き続ける稲嶺知事の抵抗に、名護市や金武町など北部4町村との間で合意を取り付けて稲嶺知事を包囲するという防衛庁のシナリオに誤算が生じているとのべ、「県の同意を得ないまま再び“頭越し”の決着」に持ち込まれる可能性がでてきたことに警戒を喚起している。
沖縄タイムス社説(2006年4月11日朝刊)
[在日米軍再編]
「いつか来た道」たどるな
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20060411.html#no_1
琉球新報社説(2006年4月11日朝刊)
政府、新沿岸案で県説得・反対姿勢貫く稲嶺知事/包囲網に抵抗できるか
http://ryukyushimpo.jp/news/storytopic-11.html
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