2006年04月28日01時07分掲載  無料記事
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麻薬密輸の豪州人5人を減刑 バリ高等裁判所

  【アデレード27日=木村哲郎】インドネシア・バリ島のデンパサール高等裁判所は26日、同島からオーストラリアにヘロインを密輸しようとして同島ングラライ空港などで逮捕されたオーストラリア人9被告のうち5被告に対し、一審の終身刑から禁固20年に減刑した。 
 
 しかし、密輸グループのリーダー格2被告には減刑が認められず、一審判決の死刑が確定的になっている。終身刑を受けている残り2被告は現在、最高裁判所への上告などを検討中。オーストラリアの各メディアが同日伝えた。 
 
 リーダー格とされるチャン、スクマラン両被告は今回の犯行を否認し続けている。これに対し麻薬密輸団の他の7被告全員がチャン、スクマラン両被告に指示され密輸を図ったと証言しているほか、オーストラリア国内でも両被告が麻薬密輸団にかかわっているとの証言が出ている。 
 
 今回の密輸事件は昨年4月に警察に以前から目を付けられていた密輸団がングラライ空港とリゾート地クタのホテルで逮捕された。押収されたヘロインは総計11.2キロにも上った。 


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