2006年04月29日22時08分掲載 　無料記事
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シンガポールが東京追い抜きアジアでトップに：都市生活の質調査で

　　【クアラルンプール２９日＝和田等】都市生活の質で、シンガポールが東京を抜いてアジアでは首位となった。米国の人事調査会社マーサー・ヒューマン・リソース・コンサルティングが、世界３５０都市を対象に２００６度調査結果としては発表したもので、シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズがこのほど報じた。　
　
　調査は政治的な安定度、経済状況、治安、公共サービス（電気・水道・ガス）の整備度、検閲制度、個人の自由度、金融サービス、大気汚染度、医療保険状況、娯楽の充実度、住環境など３９項目を審査対象に、０５年９月〜１１月に実施された。ニューヨークを基準（指数１００）として算定した。　
　
　それによると、０５年度に２４位でアジアトップだった東京が３５位に転落する一方、同３５位だったシンガポールが３４位にあがった。アジアでは続いて横浜が３７位、神戸が４０位、大阪が５１位というランキングとなっている。　
　
　急速な経済発展がつづく中国では、香港が６８位、上海が１０３位に入った。タイではバンコクが前年から１ランクダウンの１０７位となったほか、東部ラヨン県が１３２位にランクされた。インドでは、ムンバイとニューデリーが１５０位で並んだ。　
　
　トップ１０をみると、スイスとドイツからそれぞれ３都市ずつが入るなどヨーロッパの都市が７つを占めた。トップ１０にランクされた都市は以下の通り。　
　
０６年　０５年　　　都市　　　　　　国　
　１　　　１　　チューリッヒ　　　スイス　
　２　　　２　　ジュネーブ　　　　スイス　
　３　　　３　　バンクーバー　　　カナダ　
　４　　　３　　ウィーン　　　　　オーストリア　
　５　　　８　　オークランド　　　ニュージーランド　
　６　　　５　　デュッセルドルフ　ドイツ　
　７　　　６　　フランクフルト　　ドイツ　
　８　　　７　　ミュンヘン　　　　ドイツ　
　９　　　９　　ベルン　　　　　　スイス　
　９　　　９　　シドニー　　　　　オーストラリア　


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