2006年06月08日17時59分掲載
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「ホテルは信用できない」と日本人男性が空港に寝泊まり
【南国新聞特約8日】マレーシアに観光旅行に来た日本人男性が「ホテルは信用できない」と、クアラルンプール国際空港(KLIA)内に寝泊まりしている。マレーシアの華字紙「星洲日報」が報じた。
この男性(68)は、2カ月間ホテルに滞在するつもりでその代金を全額前払いした。しかし、1カ月すぎた時点でホテルを移ろうとしたら、ホテル側は一度払った宿泊料金は返金できない規定だとして返金を拒否したので、抗議の意味を込めてホテルを出た。
「騙された気持ちでいっぱいだ。財布をどこかで盗まれてしまいお金はない。ホテルはもうこりごり。そこで野宿を決めた。幸いパスポートは盗まれていない。15日に帰国するつもりだ」。男性は同紙にこう語ったという。
男性は、毎朝6時にバスでネグリ・スンビラン州のニライに行き、シャワーを浴びて朝食をとる。そのあとは街をぶらぶらして時間をつぶし、夜9時から10時ごろ空港に戻り寝るという毎日だ。食事はナシレマ(伝統的な大衆マレー料理)と缶詰ぐらいですませているという。2カ月分宿泊費を払ったのだから、そのままホテルに滞在すれば良かったと思えるが、男性はその辺の事情については口を閉ざしている。
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