2006年06月09日09時15分掲載
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サッカーW杯の開催控え、マレーシアの3大違法集団が「連合」組む
【クアラルンプール8日=和田等】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催を間近に控え、違法賭博業者(ノミ屋)、高利貸し、海賊版VCD販売業者の3大違法シンジケートが、サッカーファンに違法賭博をそそのかすため、「連合」を組んだとしてマレーシア警察が警戒している。
地元紙スターによれば、この「連合」の下でノミ屋は、海賊版販売業者が違法VCDやDVDの販売で得た資金を活用する一方、高利貸しは賭けをしたいという人に15日間で3%といった高金利で賭の資金を貸して、違法シンジケート3者がともに「利益」をあげることをめざしているとされる。
またノミ屋は、警察の摘発をかいくぐるために、携帯電話のSMS(ショート・メッセージング・サービス)を通じて賭けの申し込み受付や当たりはずれの連絡を実施することを考えているようだ。
日韓共催となった2002年のワールドカップでは、マレーシア、タイ、シンガポールの3か国で30億リンギット(1000億円弱)相当の資金が違法賭博で動いたとみられている。
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