2006年06月12日00時11分掲載
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シンガポールも平和維持軍派遣の用意
【クアラルンプール11日=和田等】シンガポールのリー・シェンロン首相はこのほど、豪の新聞オーストラリアンのインタビューに応じ、東ティモール政府からの要請があれば平和維持軍を同国に派遣することを検討すると語った。ただこれまでのところ、そうした要請はきていないという。
首相はまた、華人が中心のシンガポールの部隊が隣国に配置されることをインドネシアが懸念することを考慮して、派遣決定に際しては、同国と事前に話し合う考えを明らかにした。
首相は今月12日からの週に就任後初のオーストラリア、ニュージーランド訪問を予定している。
オーストラリア政府が政治的判断から、シンガポール航空(SIA)のシドニー〜ロサンゼルス路線への乗り入れ要請を却下した点については、「大変失望した」と語った。
「豪政府の決定は尊重する。オープンスカイの実行でカンタスの利益は損なわれるかもしれないが、観光産業やビジネス面では2倍以上の利益をオーストラリアは得られる。国益を考えればSIAの同路線乗り入れ拒否はオーストラリアにとって正しい決定とは言えないのではないか」
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