2006年06月30日14時43分掲載
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日本人に人気のペナン州
【クアラルンプール30日=和田等】東京、名古屋、大阪を先に訪問したマレーシア・ペナン州観光開発公社のテン・チャンヨー会長はこのほど、ペナン州に退職後のセカンド・ホームをつくろうと考えている日本人が増えているとの感触を得たと語った。
ニュー・ストレーツ・タイムズ紙によると、テン会長は「日本訪問時にペナンの風光明媚な海岸や質の高い宿泊施設についての話をしたところ、50〜55歳の人を中心に多くの人から非常に好意的な反応を得た」と語った。
同会長によると、多くの日本人がペナン州についてもっと知りたいと要望したという。
ペナン島はかつて「東洋の真珠」と呼ばれ、観光客に人気のある島。ただ、最近は観光客の増加や各種開発により「周辺の海からはかつての美しさが失われてしまった」との声もある。日系企業をはじめ、同島に進出している外国の電機・電子関連企業も多い。
実際にペナン州には、日本の厳寒期などを中心に3000人以上の日本人退職者が数カ月以上の単位で滞在しているとされる。現在ペナン島に滞在する日本人退職者の多くは、特定の地域に滞在している。
一方、在マレーシア日本大使館によると、2005年10月1日時点の在留届け出邦人数(1万347人)のうち、マレーシア政府が推進しているセカンド・ホーム・プログラムによるビザ取得者数は303人。このうちの約3分の2に当たる198人がペナン州に滞在している。
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