2006年07月04日20時42分掲載
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ASEAN地域フォーラム出席のためライス長官がマレーシア訪問へ
【クアラルンプール4日=和田等】7月28日にクアラルンプールで開催される第13回ASEAN(東南アジア諸国連合)地域フォーラムに出席するため、コンドリーザ・ライス米国務長官がマレーシアを訪問することを、在マレーシア米大使館がベルナマ通信に明らかにした。しかし米大使館は、国務長官の滞在日数や滞在中の予定などの詳細については明らかにしなかった。
ライス長官は昨年、ラオスのビエンチャンで開催された第12回ASEAN地域フォーラムには出席せず、東南アジアを軽視しているとの批判を受けたこともある。しかし、このたびのマレーシア訪問が米国とASEANの相互関係を活性化するうえでひとつの布石になるとの期待も高まっている。ライス長官のマレーシア訪問はこれが初めてとなる。
なお、マレーシアは7月24〜28日にかけてクアラルンプール・コンベンション・センターで第39回ASEAN閣僚会議、ポスト閣僚会議、第13回ASEAN地域フォーラムを主催する。同フォーラムには日本からは麻生外相が出席することになっている。
ASEANフォーラムは、1992年のシンガポール宣言に基づいてASEAN以外のアジア太平洋諸国との政治や安全保障に関する事項の対話を実施していくことを目的に定期的に開催していくことになり、第1回会議を1994年にタイのバンコクで開催。その後、年1回開催されている。
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