2006年08月08日19時09分掲載
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汚職事件の指名手配犯の写真をテレビ公開へ:インドネシア
【非同盟運動ニュース・ネットワーク(NNN)−アンタラ通信特約8日】汚職事件に連座して指名手配された容疑者や逃亡犯の逮捕を促す措置の一環として、インドネシア政府が容疑者の個人データと写真のテレビ公開を検討している。アブドゥル・ラーマン・サレー検事総長は、公開に向けて検察では容疑者の写真や個人データを集めていると語った。
インドネシア政府は数年前にも汚職事件の容疑者の写真をテレビで公開する措置を採ったことがあるが、「報道による裁判」を促すことになるとみなされ中止した。
今回、テレビでの公開が実現した場合、対象となる容疑者や被告の中にはパビンドからの13兆ルピア(125億円相当)の資金詐取に関わったとして有罪判決を受けた、エディー・タンシル元服役囚(いったん逮捕されたものの看守を買収し脱獄に成功、逃走中)や、BPUIの資金1億2600万ドル相当(約145億円)を横領し有罪判決を受けたスジョノ・ティマン被告がいる。(訳=ベリタ通信・和田等)
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