2006年08月08日19時25分掲載  無料記事
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マレーシアでヘイズが再来

 【クアラルンプール8日=和田等】地元ではヘイズと呼ばれる煙害がマレーシア各地を覆い、大気がもやもやした日が続いている。へイズはしばらくなりを潜めていたが、8月第2週に入って再来し、マレーシア各地で視界が低下、交通機関の運行にも支障が出る恐れが出ている。ヘイズが再びマレーシア各地を覆ったのは風向きが変わり、インドネシア・スマトラ島やボルネオ島での野火による煙が流れ込んだため。 
 
 マレーシア気象サービス局では、乾燥した気候とヘイズによる視界の低下は8月中旬まで続く見込みだと予測している。呼吸器系の疾患を持つ人には厳しい環境になりそうだ。 
 
 6日午後6時時点のペナン州バターワースの視界は6キロ、ケダ州アロースターは4キロ、ペラ州イポーとシティアワンも4キロにまで低下した。また6日夕方の時点で大気汚染が「不健全」なレベルにいたった地域としては首都圏近郊のセランゴール州タンジュン・マリムがある。 
 
 一方、環境局が発表したデータによれば、7日にセランゴール州の2カ所で大気汚染指数が「不健全」とされるレベルに近い数字を記録した。そのデータによれば、クアラ・セランゴールで95、ポート・クランで91となった。同指数では101〜200が「不健全なレベル」に指定され、201〜300が「非常に不健全」、301〜500が「健康に対する危険あり」と指定されている。 
 
 7日午後には雨が降りヘイズが一時和らいだものの、クアラルンプールでも同指数は69となり、6日夕方に不健全なレベルの108を記録したタンジュン・マリムでは77となった。 


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