2006年08月14日06時16分掲載  無料記事
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マニラ新聞が海外日系新聞放送協会賞ダブル受賞

  【マニラ新聞14日】海外の邦字紙、放送局二十五社が加盟する海外日系新聞放送協会(高木ラウール会長、横浜市)は十一日、第七回海外日系新聞放送協会賞の大賞にマニラ新聞の年間企画「慰霊碑巡礼」、ニュース部門賞に同新聞の「アロヨ政権の非常事態宣言をめぐる一連の報道」を選定した。マニラ新聞のダブル受賞は二〇〇四年に次いで二回目。 
 
 大賞を受賞した「慰霊碑巡礼」は戦後六十周年の年間企画として二〇〇五年一月二日から十二月十三日まで三部に分けて十九回連載。日本の遺族らがフィリピン各地に建立した旧日本兵の慰霊碑を紹介し、「戦争加害者の碑」と向き合いながら生きる比人たちの思いを報道、足で書いた力作と高く評価された。 
 
 また、「非常事態宣言をめぐる一連の報道」では、アロヨ政権の非常事態宣言後の情勢などをきめ細かく伝えた上、時々刻々と変化する情勢を電子メールなどによる速報サービスで報道、インターネット時代における新聞報道のあり方を示す方向として評価された。 
 
 授賞式は九月二十六日、東京・永田町の憲政記念館で開かれる第四十七回海外日系人大会の全体会議で行われる。(東京支局) 


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