2006年09月09日11時23分掲載
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ベトナムが10年以内に原発建設か
【クアラルンプール9日=和田等】急速な経済成長を続けるベトナムが、東南アジア諸国連合(ASEAN)では初となる原子力発電所を10年以内に建設することをめざして調査に入っている。
シンガポールの英字紙ストレーツ・タイムズのハノイ特派員電によれば、ベトナムからの原発プロジェクト受注をめざす日本の原発専門家によるチームがこのほどハノイを訪問、同国の原子力プログラムについて徹底的に討論、検討した模様だ。
パム・ギア・キエム副首相兼外相は、ベトナム初の原発を2015年までに建設し、20年までに全面的に操業することをめざし、調査を実施しているところであると語っている。
またベトナム原子力エネルギー委員会のブオン・フー・タン理事はさきごろ、新華社通信に対して、最初の原発の2つの原子炉用のすべての燃料炉芯と機材は輸入に頼ることになると語った。これらの資材の供給先候補としてブオン理事は、フランス、米国、ロシア、日本、カナダをあげている。
東南アジア諸国ではベトナムのほか、マレーシアとインドネシアが原発の建設に関心を示している。
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