2006年09月13日17時37分掲載
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インドネシアのシンガポール投資が4年で倍増
【星日報13日】インドネシアの対シンガポール投資が好調だ。同国企業の2001年の対シンガポール投資額は16億2000万シンガポールドル(約1150億円)だったが、昨年は30億シンガポールドル(2100億円強)に倍増した。今年は上半期で12億シンガポールドルに達している。
中でも、リム・ショウリオン氏とその一族のサリム・グループが際だった動きを見せている。先月、同グループは3億9000万SドルでISGアジアを買収したほか、食品関連のQAFとフード・エンパイアー、医療ケアのアジアメディック、ビンタン島に広大なリゾート、産業用開発用地を所有するGallantベンチャーといったシンガポール上場企業に目をつけ、買収意欲に燃えていると言われる。
一方の大物実業家クリス・ウィルン氏は、所有するオイルリグ関連のシンガポールの3社−KSエネルギー、SSHコーポ、アクア・テッラ・サプライ−を整理統合して、バタム島の設備を対象にする合弁オイルリグ改装修理専門会社に仕立て上げた。
インドネシアは2001年以降政局が安定してきており、こうしたことから同国企業が海外での活動に目を向け始めたようだ。
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