2006年09月21日16時10分掲載
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携帯で聖書のダウンロードが可能に：南アフリカ
【アデレード２１日＝木村哲郎】南アフリカで聖書の翻訳や配信に関わっている無宗派の国際聖書協会南アフリカ支部が２０日、同国で聖歌の着信メロディーなどを配信しているクリスチャン・モバイルとの共同技術により、携帯電話で聖書が読めるサービスを開始した。２０日付のオーストラリアＡＡＰ通信が伝えた。
同協会南アフリカ支部によると、同国で流通している携帯電話の８０％が聖書のダウンロードに必要な１．２メガバイトのメモリーを装着しているという。同協会にテキストメッセージを送ると聖書を携帯電話にダウンロードできる。料金は４０ランド（約６３０円）で、大半の国民がキリスト教信者の南アフリカで、携帯電話に依存している若年層からのアクセスに期待している。
公用語が１１ある南アフリカだが、このサービスは現在のところ英語とアフリカーンス語に限られている。英語に関しては１７世紀にオリジナル英訳が行われた厳格な欽定訳聖書か現代語版を選べる。またズールー語版とコーサ語版も近く登場するという。
携帯版の聖書には旧約聖書と新約聖書だけでなく、サーチエンジンも付いており、同協会南アフリカ支部のクリトジンガー代表は「携帯版の『バーチュアル・バイブル』により全ての携帯電話の利用者が手軽に安価で聖書が読めるようになる」と述べている。
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