2006年10月05日14時02分掲載
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「ホワイトハウス内にわがスパイ」 チャベス大統領が「暴露」
【東京5日=齊藤力二朗】ブッシュ米大統領への歯に衣を着せぬ激しい言動で知られベネズエラのチャベス大統領が今度は、ホワイトハウス(米大統領官邸)内部に自分のスパイがいると自ら暴露した。4日付のイスラム・メモが、ラテン・ニュースのウェブ・サイトを引用して伝えた。
それによると、チャベス大統領は「ホワイトハウス内には私のために働く複数のスパイがいる。私を倒すために米国政府が企てている暗殺陰謀の真実を、彼らこそが私に教えてくれたのだ」と明かした。
チャベス大統領はこれまで、ブッシュ大統領を「全人類を破滅させようとする悪魔で、独裁者、大酒飲み。気がふれたような話し方をする」などと罵倒。こうした発言が反ブッシュ機運の強いアラブの民衆の喝采を浴び、中には自分の息子を「チャベス」と命名するアラブ人がいるほど。
チャベス大統領の主な発言内容は次の通り。
「イラク戦争での致命的な失敗の後に確実になった政権降板前にブッシュ大統領は特に、(私が)彼の逆鱗に触れる表現で描写した後、私を始末しようと決意を固めた」
「ブッシュが歴史の裏口から出て行くまでには、わずかな時間しか残されていない。汚濁にまみれた敗北の尻尾を引きずりながら出て行くのだ」
「ブッシュはいかなる代償を払っても私を始末し、ベネズエラの政権に居座らせないことが必要だとする命令を何人かの部下に命じた」
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