2006年11月03日13時48分掲載
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神奈川県警、勾留期限切れで市民運動家Aさんを釈放
神奈川県警に逮捕・勾留されていた市民運動家Aさんは、勾留期限切れの11月2日、小田原署から「処分保留」のまま釈放された。急遽取り組まれた「こんな弾圧許されない」共同アピールには短時間にもかかわらず269個人 38団体の賛同署名が寄せられた。(大野和興)
本紙10月28日付けで既報のように、反戦・平和、憲法改悪反対などの市民運動に積極的に参加してきたAさんが十月二十四日朝、自宅を出たところで神奈川県警によって令状逮捕された。容疑は、いま神奈川県小田原市に住んでいるAさんの運転免許証に記載されている住所が、以前に住んでいた神奈川県鎌倉市の実家のままになっていた、ということを理由とする「免状不実記載」。
逮捕とほぼ同時刻に自宅だけではなくAさんが所属している市民グループ、アジア連帯講座の事務所など2ヶ所も捜索を受けた。Aさんには十日間の勾留がついた。
アジア連帯講座など市民グループはAさん逮捕の報に、「こんな弾圧は許されない!神奈川県警によるAさんへの『免状不実記載』令状逮捕と住居・事務所捜索に抗議する」と題する共同アピールを発表、賛同署名を進めてきていた。同市民グループは、賛同署名へのお礼とともに、この弾圧に対する法的対処を含め、Aさんとも相談の上、これからの方針を考えていくとしている。
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