2006年12月02日13時37分掲載
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豪州が東ティモール駐留兵を削減
【アデレード2日=木村哲郎ティーグ】オーストラリアのネルソン国防相はこのほど、東ティモールで活動を続けるオーストラリア軍の人員を削減する意向を発表した。
ネルソン国防相によると、8月に起きた反乱軍指導者などの脱獄により、クイーンズランド州タウンズビルから急きょ、東ティモールに送られた120人が、12月の第2週に帰国するという。
さらに警察軍の一部も撤退し、後任は東ティモール人があたるという。
これにより、東ティモールに駐在するオーストラリア軍の兵力は800人となる。ネルソン国防相は「オーストラリア軍の人員を家族から必要以上に引き離したくない。クリスマスを前に撤退が進むことに喜びを感じる」と述べた。
また残される800人の兵士については、「国連を支援しながら、堅固かつ柔軟に活動を続ける」とだけ話し、完全撤退の時期については明言しなかった。
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