2006年12月07日18時52分掲載
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イラク現政権承認の撤回を要求 アルジャジーラの最新世論調査
アラブ諸国を含めて国際社会は米国が樹立したイラク現政権を承認している。だが、アルジャジーラ・ネット(アラビア語電子版)がこのほど実施した読者アンケートの結果、アラブの民衆レベルでは圧倒的に承認撤回を求めていることが鮮明になった。(斉藤力二朗)
調査は11月下旬から12月初めまでに実施、回答者数は質問項目ごとに大きく異った。
「イラク政権に対する国際的な承認の撤回要求を支持するか」との質問には二番目に多い18,790人が回答し、87.6%が「はい」と答えた。また、「ラムズフェルド米国防長官の更迭はアラブの新自由主義者の敗北を表しているか」には回答者1,402人のうち87.4%が肯定した。
最も回答が多かったのは「現在のレバノン情勢は、次のどれに行き着くと思うか」の1,9153人。答えは「セニョーラ政権の崩壊」58.1%、「さらなる政治的暗殺事件の発生」34.3%、「ラッフード大統領の解任」7,6%の順だった。
その他の主な質問と回答は以下の通り。
・レバノンの抗議デモはセニョーラ政権を倒すと予測するか。
回答者1,6931人 はい 64.4%
いいえ 35.6%
・アラブ諸国の企業はアラブ諸国内における投資に集中した方がよいと思うか。
回答者648人 はい 89.8%
いいえ 10.2%
・イスラム諸国の政府はイスラム経済の発展のために充分な支援をしていると思うか。
回答者641人 はい 4,4%
いいえ 95,6%
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