2006年12月23日15時01分掲載
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東京在住のシンガポール人写真家の写真集、故国では発禁処分に
【星日報特約２３日】シンガポール人著名写真家レスリー・キー氏の自費出版写真集「スーパースター」が、シンガポール当局から発禁処分を受けた。
現在、東京在住のキー氏のこの写真集「Ｓｕｐｅｒ Ｓｔａｒｓ ｂｙ Ｌｅｓｌｉｅ Ｋｅｅ」は６４０ページからなる。キー氏は１５０万ドル（約１億７５００万円）の自費を投じ、３年の月日を撮影に要したと話している。
「アジアのスターたちの写真だが、恥毛や生殖器が写っている。シンガポールの尺度では許可されない写真集だ」というのが当局の説明による発禁処分の理由。
シンガポールでは発禁処分となったが、海外では売れている。１冊３００ドル（約３万５０００円）のこの写真集は初版１万部だが、世界各国で７０００部まで売れた（キー氏）という。
「全裸写真も入っている外国の著名写真家の写真集は販売を許可されているのに、なぜ、『スーパー・スターズ・バイ・レスリー・キー』が発禁になるのかわからない。わいせつな写真はなく、アジアのスターを世界に紹介しようと撮った芸術作品ばかりなのに・・・。残念だ」とキー氏は語っている。
キーは３４歳。１９９３年に東京に留学して写真撮影を学び、今や世界的な売れっ子。日本では浜崎あゆみなどの写真も手がけたことがある。過去数年間、毎年シンガポールで個展を開いてきている。
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