2006年12月25日17時12分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200612251712501
橋本勝21世紀風刺画日記
第28回:人類の核文明は負のピラミッド
20世紀、人類は核と言うパンドラの箱を開けてしまった。戦争をする究極の道具であり、人類に死をもたらしかねない核兵器。そして核のエネルギーの「平和利用」という原発。だが事故が起これば地球規模の核汚染となりかねない。さらに日常的に膨大な核廃棄物を出し続ける。
21世紀の今、核兵器と核廃棄物が積み重なり作られている巨大なピラミッド。最上部には、いつ転がり落ちるか分からない危険なバランスの上に、地球がのっている。ちなみにこの絵をひっくり返すと、地球に降りかかってくる無数の核兵器と核廃棄物の図となる。
命の星たる地球を、死の星に変えかねない核の文明。核のピラミッドにたくさんの生き物のミイラをおさめた地球の墓となりかねないのである。(橋本勝)
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。