2007年01月13日19時29分掲載  無料記事
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経済絶好調のベトナムで犯罪件数が増加中

  【星日報特約13日】経済好調のベトナムで、犯罪件数が増加中だ。今年に入ってすぐ、首都ハノイで外国人が多く住む地区にあるレストランに刃物で武装した10人組強盗が押し入り、店主や店員数人が負傷した。その翌日にはホーチミン・シティーでバイク運転中だった女性が別々の路上で強盗に襲われ、刺されたうえ金品を奪われた。 
 
 新年早々発生した3件の事件とも犯人はつかまっていない。これを受け在ベトナム米国大使館が、ベトナム在住米国人に強盗事件が多発しているとして注意喚起する一方、強盗に遭った場合は抵抗しないよう勧告している。 
 
 ハノイの社会開発研究所のレ・バクドン所長(博士)は、「より組織的な犯罪となっているほか、マフィアばりの手口が増えている」と指摘している。 
 
 なお、ベトナムでは2001年以降、年間平均8万件の犯罪が発生している。1日平均にすれば220件となる計算だ。主な内訳は路上強盗が5万5000件、汚職1万400件、麻薬関連の犯罪が1万1000件。とくに麻薬関連の犯罪が年率27.6%の割合で増加していることが目をひく。 


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