2007年01月19日13時47分掲載
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マレーシアに更生目的のバザール登場
【クアラルンプール19日=和田等】マレーシアの首都クアラルンプールに参加している露店の1割が、かつての麻薬中毒者で運営されているユニークな深夜バザールがお目見えした。
マレーシア・プンガシ協会とクアラルンプール市役所のアイディア。会場のバンダー・トゥン・ラザク競輪場では、若者や元麻薬使用者が、ストール(露店)を開くことができるという。若者の非行防止と、麻薬中毒者の更生の狙いもある。
地元紙スターによれば、深夜バザールは「ストリート@KLダウンタウン」と呼ばれ、月曜日を除く毎日、夜10時〜午前4時まで開く。約400が出店している。
1月初旬に始まったこのバザールでは、大道芸やダンス、マジックショー、自動車の展示などの行事も行なわれている。このプロジェクトのモットーは「ノー・ドラッグ、ノー・アルコール、キープ・ザ・ミュージック・クリーン」だ。
マレーシアでは2006年1〜11月期に約30万人が麻薬中毒者として届けられたが、このうち70%が30歳以下の若者という。
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