2007年01月26日13時21分掲載  無料記事
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2009年から上海に天然ガスを供給

  【クアラルンプール26日=和田等】急速な経済成長に伴い増大するエネルギー需要を見込んで、エネルギー源の確保に躍起になっている中国が、マレーシアから液化天然ガス(LNG)の供給を受けるのに備えLNGターミナルの建設に着手した。2009年からマレーシアからのLNGの供給を受ける。 
 
 地元紙スターによれば、LNGターミナルは、上海市政府が保有するシナジー・グループと中国国営沖合石油公司が46億元(約730億円)を投じて建設する。 
 
このターミナルに建設されるプラントは初期段階に年間300万トンのLNG燃料をガスに転換する予定。 
 
 現在、米国に次ぎ世界2番目のエネルギー消費国になっている中国は、昨年10月にマレーシアから25年にわたってLNG25億ドル相当(約3000億円)を購入する契約に調印した。 
 
これを受けマレーシアの国策石油会社ペトロナスは09年からLNGを当初、年間110万トン供給する。ペトロナスはその後、2012年に供給量を同300万トン(40億立方メートル相当)に増やす。 
 
 なお、中国は石炭や石油への依存度を減らし公害を抑制するため、エネルギー需要に占めるLNG消費量の比率を現行の3%から2010年には8%にまで引き上げることを目指している。 


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