2007年01月30日10時32分掲載
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ASEAN内でのATM現金相互引出し5年以内に可能に シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア間で
【星日報特約30日】1月25日に行なわれた東南アジア諸国連合(ASEAN)域内電子取引会議で電子取引プロバイダーのネッツ(Network for Electronic Transfers)のポー・ムイホーン社長は「5年以内にマレーシア、タイ、インドネシア各国の現金自動預け払い機(ATM)からシンガポールにある口座の現金の引き出しが可能となる見通しだ」と語った。相互取引システムが導入されるため、シンガポールでもマレーシア、タイ、インドネシアの3カ国に開設している口座から現金引き出しが可能となる。
現在、相互引き出しはクレジットカードのビザカードが提供している「プラス」、マスターカードの「シーラス」などのシステムがある。だが、カード所有者のみがサービスを受けられるだけ。同社長は「新システムはこれらに十分対抗できる」と話している。シンガポールのOCBC銀行は昨年、マレーシアのRHB銀行との相互ATM預金引出しサービスを始めている。
世界的に見るとクレジットカードの利用価値がいまだに高いものの、ネッツ社は今後加盟国を拡大して、ATMによる預金の相互引き出しサービスを普及させる方針。
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