2007年01月31日10時11分掲載
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マレーシア政府、洪水の復旧対策費を500億円相当と推定
【クアラルンプール31日=和田等】国家災害管理・救援委員会の委員長を務めるナジブ副首相は29日、同委員会を主宰した後、12月下旬以降にマレーシア半島部南部地域を中心に発生した豪雨、洪水被害の支援、復旧対策として政府は15億リンギ(約500億円)の計上を余儀なくされると予測した。地元英字紙サンによれば、この費用には政府が先の閣議でインフラ補修費として公共事業局に認可した3億5000万リンギ(120億円弱)のほか、被災者の生活再建への財政支援や物資の供与費用も含まれる。
その他の支出は以下の通り。
■地方部の道路修復のために地方・地域開発省に認可した予算1億3700万リンギ(約45億円)
■学校の修復と新設備の購入のために教育省に認可した1億200万リンギ(約34億円)
■12月下旬の洪水第1波、1月中旬の洪水第2波の被災者に対して支給した1世帯当たり200リンギ(約7000円)の支援
■家電機器損害への同支援金500リンギ(約1万7000円)
■家屋損壊被災者に対する支援金1000〜3000リンギ(3万4000〜10万円強)
副首相によれば、灌漑・排水局が近く、河川や排水溝に対して緊急に必要な修復に関する提案とその費用についての報告書を政府に提出することになっている。
また、洪水被災者数について第1波では14万8000人、第2波では13万4000人と推定していることを明らかにした。
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