2007年02月02日10時09分掲載  無料記事
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仏大統領選にジョゼ・ボベ氏出馬

 反グローバリズム運動家の闘士として世界的に知られているジョゼ・ボベ氏(53)が2月1日、支持者を前にした集会で4月に行われるフランス大統領選挙へ出馬すると宣言した。(及川健二) 
 
 ボベ氏は「今回の選挙は新自由主義に対する蜂起である」「私たちはフランス国民、中でも伝統的な左翼支持層を信じている人たちに、いまの政治に変わる新しい政治が可能であるといいたい」と強調。 
 
 「私の出馬は政党候補者のものとは明確に異なる。市民の力が結集したからこそ、出馬することになった」と述べ、既成政党とは協力しないで、選挙運動を独自に行うと明言した。 
 
 ボベ氏は1999年8月、南仏で建設中だったマクドナルドの店舗をグローバリズムの象徴と見たてて騒動を起こし、逮捕・服役したことで、一躍有名人になった。一昨年に行われた欧州憲法の批准を巡る国民投票では、一貫して反対の論陣を張り、左派陣営の代表的な反対派として脚光を浴びた。 


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