2007年02月07日09時19分掲載
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サウジのイスラム金融機関、マレーシアで初の海外事業開始
【クアラルンプール7日=和田等】世界最大のイスラム金融機関でサウジアラビアに本拠を置くアルラジ・バンクが5日、マレーシアでの事業開始を正式に宣言した。同バンク初の海外事業展開で、マレーシアでの営業は2006年10月から開始されていた。イスラム金融の域内ハブを目指すマレーシアの「面目躍如」を感じさせる動きといえそうだ。
地元各紙によれば、アルラジ・バンクは現在、マレーシアの首都圏クランバレーとセランゴール州カジャンに計12支店を設けている。2010年までに50支店に拡大する計画という。
また、同バンクはマレーシアでの事業認可を得た外資系イスラム銀行3行のうちの1つ。他の2行は、クウェート・ファイナンス・ハウスとアジアン・ファイナンス・バンク。
なお、1938年に創業したアルラジはサウジアラビアに400以上の支店を持ち、06年末時点の総資産額は280億ドル(約3兆3600億円)相当と公表されている。
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