2007年02月26日11時29分掲載
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テキサスの超肥満女性が胃バイパス手術
【コングレス(米アリゾナ州)25日=マクレーン末子】超肥満ゆえ寝たきりだったテキサス州の女性が、最近減量手術を受けた。減量手術を受けた中では、過去最高の体重だという。
米メデイアによると、この女性はレニー・ウィリアムズさん(29)。減量の最後の手段とされている胃パイパス手術を受けた。通常、180キロほどの体重の人がこの手術を受ける。
担当医によると、術後は順調であり、新陳代謝が改善すれば、3カ月で27キロ減り、2年後には、体重は90キロ台になる可能性があるという。
ウィリアムズさんは、子供の頃から肥満気味で、小学校高学年ですでに130キロあった。15歳で結婚し、2人目の子供を出産した頃には180キロに増えていた。
それでも、普通の日常生活はできていた。しかし、3年前交通事故で足を負傷、療養している間に体重は増え続けた。
1年半前、体重が380キロを超えた時、ウィリアムズさんは手術を受けようと決意した。「3年間、動けずベッドにいるだけ。手術しなければ、死が待ったいるだけ」と語る。
10人以上の外科医に手術を申し込んだが、超肥満ゆえ危険と断わられ、今年になって、やっとテキサス州ヒューストンの病院が手術を承諾した。
家から病院へ搬送時には、救急団員8人がかりでウィリアムズさんを持ち上げた。手術は通常の倍以上の5時間にも及んだという。「これで、子供とも公園へ行けるかもしれない」と、希望を託している。
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