2007年03月19日10時11分掲載
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狙われる日本人観光客
【バンコク19日=丈治利夫】日本が春休みに入るこのシーズン、卒業旅行などでタイを訪れる日本人の旅行者を標的にした盗難がタイでは多発している。
定番ともいえるのが、高架鉄道スカイトレイン(BTS)の駅構内でのスリ。エスカレーターで追い越す際に無理に体を摺り寄せ、財布を抜き取る手口が一番多い。観光客ばかりか在タイ邦人の被害も少なくない。
なかでも日本人が多く利用するサラデン、プロンポン駅は要注意である。他にもウィークエンドマーケットや深夜のアソック(スクンビット21通り)交差点、歩道橋付近でのスリも警戒が必要だ。
バンコク国際空港でも盗難が多発している。タイ警察の発表では、昨年9月末の開港から2月24日までの間で415件の盗難がバンコク国際空港で発生した。
旅行者を装いチェックインの列に並び、隙を見てカバンを盗む手口が一番多いという。これまでに検挙された犯人の国籍は、フィリピン、ラオス、インドネシア、中国、ペルーなど。組織的かつ計画的に犯行は行われている模様だ。
日本人はカバンに現金を入れる癖があり、警戒心も薄いことから、最も狙われているという。現金は身から離さないでしっかり管理し、タイ滞在中はもとより、帰国が迫った空港でも携行品から目を離さないよう十分な警戒が必要だ。
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