2007年03月26日11時57分掲載
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荷車は放っといて、馬を調べろ! 惨状に置かれたイラク人のユーモア
米政府はイラク人の分派意識を煽りたて、宗派間の内戦に持ち込みイラク3分割を今後の戦略の一つとして打ち出したもようである。南部をシーア派、北部をクルド族、中部をスンニ派の地域国家として、分断統治する手法だ。こんな状況にあってもユーモアの心を失わないイラク人の心意気をイラーキ・リーグはこのほど「怪しい馬」と題し、写真と秀逸な説明文を掲載した。
米占領軍とイラク傀儡軍による過酷な圧政下でも、イラク人は自分たちが置かれている惨状を笑い飛ばすしたたかな術を心得ている。
検問中のイラク軍の写真
http://www.iraqpatrol.com/php/index.php?s=451e3fe6906c83a0484adcc633946e14&showtopic=18709
写真の下にはイラク方言で次のような文が記載されている。
ロバ(愚鈍の象徴)が同僚に向かって 「おい、おい、荷車は放っといて、馬を調べろ!」
馬がこっそり呟く 「やれやれ、また身元調査かい。まあ、大したことはないさ。でも『お前の宗派は?』ときかれるのはご免だよ」。
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