2007年03月27日11時31分掲載
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橋本勝21世紀風刺画日記
第40回:開戦4年、ブッシュの頭に劣化弾
米国の民主主義の劣化を物語るのが2000年の米大統領選挙。かなり怪しい投票結果の末、21世紀最初の大統領になったのがブッシュ。その彼が始めたテロとの戦いのイラク戦争が、開戦から4年たったのに事態は悪化するばかり。米兵の戦死者は3200人を超え、イラクの市民の死者は5万人を(実際はもっと多いだろう)を超える。さらに多くの人たちが、難民として内戦化した泥沼状態のイラクを脱出している。ここへきてブッシュは最後のあがきとも思える2万人の米兵の増派を、議会の反対を無視して決定した。
そんなイラクの地の荒廃と人々の苦しみを何よりも物語っているのが、パパ・ブッシュが湾岸戦争で、息子のブッシュが今回の戦争で、大量に使用した劣化ウラン弾の後遺症だ。放射能による土地の汚染、人間の被爆は深刻である。ただブッシュの劣化した頭の中では、そんな人々の苦しみを想像することは無理というもの。軍靴の中でレームダック化したブッシュの頭を、立ち入り禁止にするしかないか。(橋本勝)
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