2007年05月04日13時22分掲載
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http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200705041322175
「歴史の岐路に立つ今こそ、自らの憲法観が試される」 沖縄2紙が9条を手放すなと社説
沖縄の琉球新報と沖縄タイムスは、憲法記念日の5月3日の社説で、安倍首相がめざす憲法改正は国民意識と隔たっていると指摘、9条を手放してはならない、と訴えた。琉球新報は、首相がいう「国際貢献」のための改憲とは「米軍と自衛隊が軍事行動を共にすること」ではないかと問い、「日本に求められた国際貢献は国際紛争を解決する手段としては、永久に武力行使を放棄するとの原点に立ち返るべきだ」と主張した。沖縄タイムスは、本土復帰後も日米安保によって憲法の基本的人権を踏みにじられたままの沖縄の現状をふまえ、改憲を急ぐ前に「自らの憲法観が試されていることを肝に銘じたい」としている。(ベリタ通信)
琉球新報の社説「憲法施行60年・9条を手放していいのか/平和主義の精神これからも」
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-23485-storytopic-11.html
沖縄タイムスの社説「還暦迎えた憲法・平和の理念揺るがすな」
http://www.okinawatimes.co.jp/edi/20070503.html
琉球新報は4日付けのホームページで、沖縄はじめ全国各地で行われた憲法記念日の催しを特集している。
http://ryukyushimpo.jp/
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