2007年05月12日13時50分掲載
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サルコジ旋風で与党が仏下院選で大勝?
フランスの大手世論調査会社「BVA」は来月に行われる下院議員選挙に関する電話調査を7日、有権者806人を対象に行い、その結果を10日に発表した。同調査ではニコラ・サルコジ新大統領が率いる与党が大勝するという結果が出た。(及川健二)
フランスでは577議席をめぐる下院議員選挙が6月10日、17日に行われる。下院の選挙制度は小選挙区制で、第1回投票で過半数に達する候補がいない場合、登録有権者数の12.5%以上を得票した候補者が決選投票へと進出する権利を得る。今月6日に大統領に当選したニコラ・サルコジ氏が率いる与党「国民運動連合」が勢いづいており、フランス本土(555議席)で過半数を上回る288〜344議席を獲得すると予測される。野党第一党の「社会党」は大統領選の雪辱を晴らそうと必死だが勢いはなく、158〜200議席にとどまる見通しだ。
大統領選挙の第1回投票で682万0914票(18.57%)を獲得し3位に就け、善戦した「フランス民主連合」のフランソワ・バイル党首が「中道派の結集」を掲げて結成する新党「民主運動」の動向にも注目が集まっていたが、現有の29議席の過半数にも満たない8〜13議席に留まると予測される。
同調査では67%の回答者が与党の勝利を予測し、野党の勝利を予想するのは22%に過ぎない。サルコジ新大統領にとって下院選挙は幸先の良いスタートになりそうだ。
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