2007年05月14日07時06分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200705140706511
ヨルダンに有望なウラン鉱脈
世界的な需要の増大で価格が高騰しているウラン。石油を産出せず他国からの援助が不可欠なヨルダンだが、ハーリド・シュレーダエネルギー・鉱物資源相は5日、ヨルダンに約8万トンのウランが埋蔵していると語った。ヨルダン国営通信が伝えた。(齊藤力二朗)
エネルギー相は、「ヨルダンにはウランがあるので主に発電と淡水化の2平和利用の分野へ原子力技術を導入するために、国際社会の支援が受け易くなる。代替エネルギーの資源調査に国が乗りだしたのは、有限でありながらエネルギー需要は増加し続けているからだ」
なお先月ヨルダン議会は、特に発電と淡水化の分野における平和利用を目的とした核エネルギー計画に関する法案を承認している。
先月ヨルダンを訪れた国際原子力機関(IAEA)バラダイ事務局長は、アブドラ国王との会談で、同機関は平和利用を目的とした核技術をヨルダンが利用出来るよう支援する用意があると明言した。それに対しアブドラ国王は、同国が原子力の平和利用の模範国家になろうと答えた。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。