2007年05月16日06時08分掲載  無料記事
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民主党、7月の参院選でレズビアンの前大阪府議を擁立

  民主党は15日、今夏の参院選で比例区に尾辻かな子・前大阪府議(32歳)を党公認候補として擁立すると発表した。尾辻さんは2003年4月に堺市から大阪府議に28歳で初当選した。当選すれば日本初のレスビアンであることを公表した議員となる。(及川健二) 
 
 
 尾辻さんは一昨年8月、東京都内で約3500人が参加した「東京レズビアン&ゲイ・パレード」開会式で、「今日はみなさんとレズビアンとして歩きたい」と発言、自らが同性愛者であることを公表した。同性愛者であることを明らかにした議員は尾辻さんが日本初。 
 
 スイス国会議長やニューヨーク市議会議長、カナダの緑の党・党首、パリ市長、ベルリン市長をはじめ、欧米では同性愛であることを公言している議員は少なくない。同性愛者の政治家、活動家による国際会議が定期的に催されるなど、国際交流も進んでいる。 
 
 昨年4月には世界中から同性愛者やトランスジェンダーの政治家・活動家がスイス・ジュネーブに集まり、開催された『国際レズビアン&ゲイ連盟』に尾辻さんは参加している。 
 
 公認を受けて、世界最大のゲイ・タウンとして知られる新宿2丁目に設けられた事務所で、尾辻さんは16日に記者会見を開く予定。 


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