2007年06月11日21時21分掲載  無料記事
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橋本勝21世紀風刺画日記

第51回:国民を監視してこそ軍なのだ

 自衛隊のイラク派兵の際に、世論の動向を探るということで、自衛隊情報保全隊によって調査票が作成されていたことが分かり、問題になっている。彼らにとっては、それがなぜ悪いのだという思いであろう。先日、改憲手続き法ともいうべき「国民投票法」が成立したが、次は、改憲促進法ともいうべき「国民監視法」が欲しいのである。もっとも「有事法制」「住基ネット」「個人情報保護法」「君が代・日の丸教育」などで準備はOKなのである。戦後レジームからの脱却にあらず、戦前レジームの「治安維持法」の復活じゃないかと言いたい奴には言わしておこう。「国民監視法」では、新しくて厄介なメディアであるインターネット対策には、万全を期さねばならない。ネット上での反国家的な言論と政府批判を野放しにしておくわけにはいかないのである。当然「日刊ベリタ」も監視の対象になることを警告しておこう。(橋本勝) 


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