2007年08月13日12時00分掲載
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タイで旧1万円札の偽札出回る
【バンコク13日=丈治利夫】タイ警察当局が最近、日本の旧1万円(聖徳太子の肖像)札の偽札をバンコク市内で100枚ほど発見したことをめぐり、在タイ日本大使館は在留邦人に、旧1万円札に注意を払うよう呼びかけている。発見された旧1万円札には、透かしらしきものがあり、また流通から20年ほどが経っているため感触で真札か偽札かを判別するのは難しいという。今後、日本円での支払いを受け付けている店舗で支払いに使われたり、個人的に両替を持ち掛けられる可能性も考えられるため、旧1万円札には十分な注意が必要だ。
タイの法規では、外国紙幣(日本紙幣)であっても、「偽造した者」「輸入した者」「偽造を知りながら所持している者」「偽造と知らずに所持したものの、後に偽造と知り得つつ使用した者」は処罰の対象となる。
同様、日本の刑法でも、「行使目的の偽変造・行使・行使目的の交付及びその未遂」については、日本国外で犯した場合であっても処罰の対象となるため、在タイ日本大使館は旧1万円札を見かけたら十分注意すると共に、最近バンコク市内で旧1万円札を入手した者へは、日系の銀行へ確認をとるか、最寄の警察へ届け出るよう呼びかけている。
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