2007年08月31日09時29分掲載
無料記事
http://www.nikkanberita.com/print.cgi?id=200708310929265
冬の豪州南部に熱波、30度超える
【アデレード31日=木村哲郎ティーグ】恒久的な水不足などに見舞われているオーストラリアだが、冬を迎えている南部のアデレードで30日、季節外れの気温30・4度を記録。96年ぶりに8月の最高気温を更新した。このほか、アデレードから北西に約800キロの海岸沿いにあるセデューナでは、最高気温が33・6度まで上がった。
南半球に位置するオーストラリアは日本とは季節が異なり、暦の上では6月から8月までが冬となる。熱帯性の気候の大陸北部とは異なり、アデレードの位置する大陸南部は日本やヨーロッパなどと同様、四季が存在。夏の間は幾度かヒートウェーブと呼ばれる熱波が到来し、気温が40度を超えることもあるが、通常は温暖な地中海性気候として知られている。
今回の異常気象は、冬であるにも関わらずヒートウェーブが直撃したため。ヒートウェーブが去った今日31日の予想最高気温はアデレードで17度。セデューナも18度と例年並みが予想されている。
Copyright (C) Berita unless otherwise noted.
日刊ベリタに掲載された記事を転載される場合は、有料・無料を問わず、編集部にご連絡ください。ただし、見出しとリード文につきましてはその限りでありません。
印刷媒体向けの記事配信も行っておりますので、記事を利用したい場合は事務局までご連絡下さい。