2007年09月23日13時54分掲載
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米仏外相が対イラン姿勢で協調強める
訪米中のフランスのクシュネル外相は21日、ワシントンでライス米国務長官と会談した。クシュネル氏はイランの核開発をめぐる問題で外交を通じて解決すると強調する一方、イランが核開発を続ける場合には国連安全保障理事会で追加制裁を求めていく姿勢で一致した。(及川健二)
報道では、ライス長官は会談後の共同会見で、イランが交渉に応じないで核開発を断念しない場合には「安保理で追加制裁を求める」と言明した。クシュネル外相は過去2度の安保理制裁決議を「効果が挙がっていない」と述べ、「3度目の決議を求めていくかもしれない」と応じた。ライス長官は「イラン情勢に関する見方ではフランスと基本的に何ら違いはない」と語った。
ジャック・シラク前政権ではイランとの対話を通じて核問題を解決する方針だったが、サルコジ政権は米国に同調した形で、圧力を重視したイラン政策に転換した。
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