2007年10月17日12時11分掲載
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台湾のゲイ・パレードに1万5000人が参加 国民党の馬英九・元台北市長が激励
英国の同性愛者向けニュース・サイト「ピンク・ニュース」によると、台湾の首都・台北で13日、同性愛者の権利擁護を訴える年一度の祭典「ゲイ・パレード」が開かれ、主催者発表によれば1万5000人が参加した。アジアでは最大規模のゲイ・パレードだという。(及川健二)
パレードには、1998年から2006年まで台北市長を務め、2008年3月に行われる総統選挙の有力候補と見られている国民党の馬英九氏も参加。同氏は、「私が総統になったら、同性愛者の権利を保障する」と激励した。民進党の陳水扁・総統も過去には同性カップルの結婚や同性カップルによる養子縁組を合法化すると述べたことがあるが、立法院で抵抗する議員が多かったため、断念した。馬氏の発言により、同性愛は総統選の一つの大きな争点になりそうだ。
台湾の最初のパレードは2003年に行われ、参加者は約1000人に過ぎなかった。しかし、近年、台湾の同性愛者の人権運動は盛り上がりを見せており、今年のパレード成功へとつながった。
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