2007年12月01日13時19分掲載
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クマのぬいぐるみを「ムハンマド」と命名の英国人教師を逮捕 イスラムを冒涜とスーダン
【パリ1日=飛田正夫】スーダンで、生徒たちの持っていた熊の縫いぐるみにイスラム教の預言者ムハンマドの名前をつけた英国人教師が、イスラム教を冒涜したとして逮捕された。フランスのメディアによると、もし有罪となれば6ヶ月から1年の禁固刑と40回までの鞭打ちの刑、及び英国へ追放される可能性があるという。
逮捕されたのは、首都ハルツームの私立学校で教えるジリアン・ギボンさん(54歳)。9月に、クラスの6〜7歳の生徒たちに熊の縫いぐるみの名前を選ぶのに候補をあげてもらったところ、子供たちの口からは8つの名前が出されたという。子供たちの多数決により23人中20人がマホメットの名前を選び命名した。そして子供とこの縫いぐるみの熊と一緒に写真に納まった。
ところが、子どもたちの父兄から、預言者の表象再現を禁止するイスラム法に反するとし教育省に苦情が寄せえられ、10月25日に同国の刑法125条によりイスラム信仰の冒涜とその教唆の疑いで逮捕された。
同僚によれば、ギボンさんにイスラム教に対する挑発的意図がなく、彼女の宗教に対する無知が事件を起したとみられている。
ロンドンの外交官や国連筋では、彼女ははまもなく釈放されるだろうと見ているという。
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