2008年04月15日16時10分掲載
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マレーシア五輪委も聖火リレーの妨害を懸念
【クアラルンプール15日=和田等】マレーシア・オリンピック委員会のシエ・コクチ委員長は、4月21日にマレーシアで実施予定の北京五輪の聖火リレーを、中国のチベット弾圧に対する抗議行動を煽る外国の煽動家が妨害するのではないかとの懸念を表明している。
オーストラリアの公共放送ABCによると、シエ委員長は「マレーシア人は平和を愛する国民なので、聖火リレーを妨害するようなことはしないと信じている」と語ったうえで、「プロの煽動家」が外国からマレーシアにやってきて、ロンドンやパリ、米サンフランシスコでおこなったような抗議デモを行い、聖火リレーの走行を妨害する恐れがあるとの懸念を表明した。
シエ委員長によれば、マレーシアでの聖火リレーは21日にクアラルンプールの独立広場を出発してKLCCのペトロナス・ツインタワーズで終了することになっている。警察は状況を厳重に監視中という。
アジア太平洋地域での聖火リレーは、15日にインドを出発し、タイ、マレーシア、インドネシア、オーストラリア、韓国、日本を経て最終地点の中国に到着することになっている。
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