2008年07月14日21時16分掲載
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ビルマ民主化
サイクロン被災から2ヶ月半 国民の不幸は蜜の味? 軍政による見せかけの「復興」
ビルマ(ミャンマー)へのサイクロン直撃から2ヶ月半が過ぎたが、被災者への救援と復興事業は順調に進んでいるのだろうか。NGO「ビルマ情報ネットワーク」の調査によると、同国軍政は被災から2週間も経たない5月半ばに「救援段階は完了、今後は復興に移る」と発表すると、その頃から避難所からの被災者の追い出しを始めた。また被害の大きかったイラワジ・デルタでは、広大な私有農地を接収し、住民数千人に突然移住命令を出した。他方で政商と早々と契約を結び、各地の「復興」事業に着手させている。この調査は、軍政幹部たちの最大の関心事は、復興ビジネスでいかに儲けるかにあるようだと指摘、日本を含むドナー国や国際機関は今後、支援を約束する前に被災地での「復興」をめぐる状況を十分に調査し、慎重に検討するべきだと訴えている。(ベリタ通信)
【ビルマ・サイクロン被災】 国民の不幸は蜜の味?
ビルマ軍政による見せかけの「復興」(7月9日更新)
http://www.burmainfo.org/relief/spdc-reconstruction_200807.html
ビルマ情報ネットワーク (http://www.burmainfo.org)
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