2008年08月19日15時10分掲載
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ラオスで洪水発生、 メコンやその支流で水位上昇、浸水被害広がる
ラオスで降雨によってメコン川やメコン川支流の各河川の水位が上昇、首都ビエンチャンをはじめ各地で被害が発生している。ラオスの日本大使館は連日「注意喚起」を呼びかけている。また、ラオスに現地事務所を置く日本のNGO、日本国際ボランティアセンター(JVC)によると、洪水地域では水田が完全に水につかり、池のような状態になっているという。(大野和興)
ラオス大使館は、ビエンチャンから中部エリアに滞在している日本人は避難場所を準備することやその後のデング熱への警戒を呼びかけている。同大使館が18日に発した「注意喚起」情報は以下のように述べている。
1、8月15日付けのスポット情報「メコン河の水位上昇に伴う注意喚起(その1及びその2)」でもお知らせしましたとおり、ラオスでは降雨によるメコン河の水位上昇に伴い、首都ビエンチャンを始め各地で浸水等の被害が発生しました。また、現地報道によれば、国道13号線はビエンチャンから南部方面で数か所にわたり被害が生じており、バスが通行できなくなっている模様です。
2、18日現在、首都ビエンチャン等各地の水位は下降傾向にありますが、地方部など、自家用車やバスの利用等、陸路で移動される際には、その都度交通情報を十分確認してください。
(問い合わせ先)
○外務省海外安全相談センター
住所:東京都千代田区霞が関2-2-1
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902
○外務省 海外安全ホームページ: http://www.anzen.mofa.go.jp/
http://www.anzen.mofa.go.jp/i/ (携帯版)
○在ラオス日本国大使館
住所:Road Sisangvone, Vientiane, Lao People's Democratic
Republic
電話: (856-21) 41-4400〜3
FAX : (856-21) 41-4406
ホームページ: http://www.la.emb-japan.go.jp/
また、JVC現地事務所は以下のように伝えてきた。
本日、ヒンブンとセバンファイの洪水状況を確認しに行ってきました。予想通り、セバンファイは壊滅状態です。写真は池ではなく、従来は一面に青々とした水田が広がっている場所です。小屋は田んぼによくある村人の休息所ですが、水没しています。
セバンファイは洪水になり5日目。水に完全に浸かった稲はまだ死んでいませんが、あと2日間このままなら完全にダメでしょう。水はセバンファイ川から来ており、NT2(ダム)が水を放水していないか気になります。
それからヒンブンはドンドゥーがナムパカン(コンケウを流れるヒンブン川の支流)の影響を受けています。ノンプーも洪水ですが、これ程酷くはありません。
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