2008年12月07日14時54分掲載
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ウタパオからの救出便は韓国が最初
【バンコク7日=丈治利夫通信員】反政府組織によって封鎖されていた新バンコク国際空港(スワンナプーム空港)は5日から全面再開の運びになったが、同空港が使用できなかった間に、足止めされていた旅行客らをウタパオ空港からの救出便で最初に運んだのは韓国の航空会社だったという。
これは、韓国の大韓航空とアシアナ航空は以前、ウタパオ空港に臨時便を飛ばした経験があったことから、迅速な対応が可能だった。大韓航空の趙亮鎬会長は空港封鎖に関する緊急会議で、ウタパオ空港への乗り入れを直接指示。アシアナ航空も総合対策会議で特別機のウタパオ空港派遣を決めた。
しかし、各国の観光客数万人が足止めになっていたため、両社は混乱を恐れ、ガイドを通じて韓国人観光客だけに臨時便の情報を伝達。その結果、どの航空会社よりも早くバンコク市内から自国民をウタパオ空港に輸送したという。
一方、反政府組織による空港閉鎖や景気減退の影響を受け、タイ国際航空はバンコクと日本各地(東京を除く)を結ぶ便の減便を発表した。
バンコクと大阪間はTG673/672便を12月5日から運休。バンコクと名古屋間ではTG647/646便を1月10日から運休する。またバンコクと福岡間は、これまで毎日運航だったが、12月5日より週4便に減便される。
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