2008年12月11日22時43分掲載
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NNNニュースダイジェスト
ジンバブエ問題で周辺諸国が秘密会議
【マプト11日NNN=AFROLNEWS】南部アフリカ開発共同体(SADC)は、2つの秘密会議を開いてジンバブエ危機への対応を協議している。
SADCのトロイカ(前・現・次期議長の3者)の緊急安全保障会議が11日、マプトで開かれている。議題の詳細は明らかにされていないが、ジンバブエの安全保障問題が会議の最大の議題になると見られている。
もう一つの安全保障会議がボツワナで開かれることになっており、詳細は明らかにされていないが、ジンバブエは議題のひとつになっている。
ジンバブエは、西側諸国がムガベ大統領の追い落としのための侵入を計画している主張。西側の指導者はジンバブエへの非難を強めており、ジンバブエ危機へイニシアチブを発揮するよう周辺諸国は求められている。ボツワナとケニアだけがムガベ大統領をはっきり非難し、辞任するよう求めているが、アフリカ連合の大多数は、連立政権がジンバブエの危機の唯一の解決策であると見なしている。
ジンバブエの与野党は9月、連立政権の樹立で合意したが、閣僚ポストの配分をめぐって挙国一致政府の樹立へのプロセスは行き詰まっている。SADCは南部アフリカの14ヶ国が加盟し、統一市場、安全保障面での協力を目指している。
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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