2008年12月20日18時27分掲載
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NNNニュースダイジェスト
エチオピア軍、ソマリアからの撤退期限逃す 月内撤退は約束
【アディスアベバ20日NNN=ANGOP】ソマリアに駐留しているエチオピア軍は、撤退期限であった19日に撤退を完了することはできなかったが、12月末までには完了するとしている。
エチオピア軍は2年前、ソマリア暫定連邦政府が首都モガディシュからイスラム勢力を放逐するのを支援するため、ソマリアに入った。
10月26日にソマリア北西の隣国ジブチでソマリア暫定連邦政府と反政府イスラム集団が調印した和平協定では、19日が撤退期限になっていた。
しかし、別のイスラム勢力が最近、勢いを得て、ソマリア南部の多くを支配している。アフリカ連合の少数の平和維持軍は、増強されない限り、エチオピア軍とともに撤退する意向を示している。
イスラム勢力とエチオピアに支援された政府軍の間の戦闘で、約100万人の人々が家を逃れた。人口の3分の1にあたる300万人が食料援助を必要としている。
1991年に軍閥がバーレ政権を倒して以来、ソマリアには機能する中央政府が存在ししていない。
(ベリタ通信編集部翻訳・編集)
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